モラハラDV夫と生活している中で、1番私を悩ませる行動がありました。
それは、過去に浮気騒動があった時、本気で離婚を覚悟し、子供を連れて家を出た事があったんです。
そして1か月程、父親が住んでる実家にお世話になり、アパートを借りて子供たち3人で生活した事がありました。
その時に色々寂しさを癒しに来てくれたのが、みーちゃんです。
⇒私のもぅ一人の家族を紹介します。
猫とモラハラDV夫との生活
元夫は、私に気に食わない事があると猫に当たります。
追いかけまわしたり、水をかけてそのままベランダに出し冬空の下小さくなって冷たくなってるみーちゃんを何度も抱きしめ、ごめんねごめんねと涙する事もありました。
猫がくさい!と言って体にファブリーズをビショビショになるまでかけられた事もありました。
動物です。猫だって人間よりは嗅覚が良いだろうし、体が濡れていたら舐めるんです。
なんて、なんて酷い事を…と
「ごめんね、ごめんね、私がもっと早く帰ってきてれば…
私が旦那を怒らせなければ…」
もちろんみーちゃんは元夫を見ると逃げるように2階の子供部屋に行き、元夫が家にいる間は姿を見せず、ひたすら隠れていました。
みーちゃんも元夫が仕事から帰ってくる時間になると、2階へ行くようになり、元夫の気配を感じると私の膝の上で寝ててもすぐさま逃げ出し、その姿を少しでも元夫が見ようものなら、凄い勢いで階段を駆け上り追いかけまわしていました。
「やめてや!」と言っても「うっといねん!俺見て逃げやがって!」
私もどうしたら良いのかわかりませんでした。
私も元夫がみーちゃんがソファーで爪とぎするの嫌がったり、壁で爪とぎするから壁紙が少し剥がれてるのを注意されていたので、気をつけてはいたんですけど、だらしない人間なのでなかなか対策が出来なかったりして、私ももぅ少し配慮するべきだったとは思います。
でも、猫OKの家を探したので、その分敷金や礼金で上乗せされてるんで、家を出るときは大丈夫だと思って。
追いかけ回されてパニックになって暴れまくってタンスの後ろとかに隠れたりするんですけど、そのタンスを思いっきり押したりして、本当に殺されると思いました。
何度かみーちゃんの顎が赤く腫れあがってた事もありました。
問いただしても「え?知らんで~」とあっけらかんと答え
「ごめんやけど、猫が自分でこんな傷勝手に作る訳ないし、あんたしか考えられへんと思ってる。」ともっともっと強く言いたかったけど、これでも言葉を選び、冷静に言うと
「なんなん?疑ってるん?知らんし!なんで俺が猫にわざわざそんな事しなあかんねん!猫の部屋に入ってもないし、姿も見てないわ!ヤバいなお前」と言われ
「猫の部屋に入ってないのに、なんでベランダにみーちゃんが出て、ビビりうんちしてねん!!ほんでなんでベランダの鍵閉まってるねん!!」とケンカになる事も何度もありました。
みーちゃんごめんね、誰か可愛がってくれる人に貰ってもらおうかと本気で考えたりしてましたが、臆病で寂しがり屋のみーちゃんだから、それも可哀相な気がして、私が引き取った子なんだからと、やっぱり他の人に託すなんて嫌だと言う気持ちもあり、みーちゃんにもたくさん辛い想いをさせてしまいました。
モラハラDV夫も悩んでた
元夫も猫に対して殺意が込み上げるくらいイライラしてしまう。
「絶対的に弱い存在やのに、なんで攻撃してしまうのかわからへん」
「どうすれば良いと思う?」
「仲良くなるにはどうしたら良い?」
など、自分でもおかしいと言う事は分かっていて、どうすれば良いのか本気で悩んでました。
私の「猫に攻撃する事が理解できない」と言う態度も気に入らなかった様です。
元夫は、外ではとても良い人です。
え?そこまでするんや…と思うぐらい良い人なんです。
雨が降ってて自分の傘を持ってない人にあげちゃったり…。
電車では必ず体の不自由な方、妊婦さん、お年寄りに席を譲り、お店の人の接客が良かったりすると褒め称える。
道路に落ちてるゴミは拾ってくる。
人間として尊敬できる部分でもありました。
家では大違いなので、そんな姿を見ると実際は腹立つんですが…
TVのニュースで動物や子供に対する虐待の放送があると
「子供とか動物虐待する奴とかほんま終わってるわ」
「まじ信じられへん」
「どんな神経してんねやろ、考えられへんわ」
と、誰しもが抱く感情を普通に口に出します。
私も不思議に思います。
なんでそう思えるのに、この人は猫に攻撃して、私に手をあげるんだろう…。
そこですかさず私は「あんたもするやん…」と言うと
「それは、その背景があるやん!全然自分は悪くないって言うのは思わんといてほしいわぁ~」
まぁ確かに私にも悪いところがあったとは思うけど、感情的になってイラつかせるような事を言ったとも思いますけど、今思えば「だからって暴力はあかんやろ!」と思います。
夫婦だけど、お互い人間だし、育ってきた環境も違うし、そりゃ一緒に暮らしてて色んな不満は少なからず誰にでもあると思うんです。
DVの家庭で育った夫は、父親の事を超絶尊敬しているし、暴力を正当化する事で、DV家庭に育ったけど、俺はこんなにも立派な人間だと自分を認めてもらいたかったのかな…と思います。
自信満々な様に見えて、本当はコンプレックスの塊だらけの、かわいそうな人なのかもしれません。
暴力を正当化されるとわからなくなる
暴力や猫に虐待するなんて…
今思うと、絶対的弱者に手をあげるなんてあり得ないとは思いますが、徐々に徐々にエスカレートして感覚が麻痺していたと思います。
今回この様な記事を書いてショックを受けるかもしれません。
私の事をおかしいと、なんでそんな事されて今まで離れなかったの?と思うかもしれません。
でも、本当にわからなかったんです。
今、旦那の暴力を、激しい夫婦喧嘩を、父親が猫を追いかけまわすのを、子供に見せていたりするのなら、守れるのはあなただけで、あなたの選択で幸せに、穏やかに暮らせる者の存在があるのなら…どうか守ってあげて下さい。そんな気持ちで書きました。
もし猫がいなければ?
攻撃する対象が子供に行く事もあったかもしれません。
骨を折られる様なケガしてないし…
じゃぁ骨折られたら?
殺されたら?
守りたい者を置いて入院したり、この世を去ってしまう可能性だってあるかもしれない。
「自分が何も悪くないって思わんといてや…」と言われると、もちろんそんな事は思ってないと、自分にも悪い所があったと思います。
でもだからって、暴力を振るって良いなんて事はありません。
あなたは何をされたら逃げますか?
可愛がってるペットを殺されたら気付くのでしょうか…。
みーちゃんの今…
子供たちに乱暴に扱われる事もありますが、とても穏やかに暮らしてくれています。
旦那と一緒に横浜で生活してた時、実家に帰るたびにみーちゃんも連れて帰ってましたが、母や姉に、「顔が変わった…」「すごい目つきやな…」と言われていました。
確かに、鬼の形相してました。
旦那がキレてる時の目つきと同じなんです。
どんなけ緊張して警戒して生活してたのか、みーちゃんを見ればわかるんです。
モラハラDV夫から逃げてきてみーちゃんの顔が変わりました。
とても優しく、目も丸くなってきて、幸せそうに夜でも昼でもリビングで寝られて、幸せそうです。
猫も顔が変わるなんて、それだけ環境と言うのは、この世に生きる者を変えてしまうんですね。
子供たちもみーちゃんも私が幸せにするぞ!!
と言うか、この子たちが元気に穏やかに生きていてくれるだけで幸せです。
読んでくれてありがとうございました。